wordpress 4.6 がリリースされたのでさっそく使ってみた
2016.08.19

8月17日にWordPressの4.6がリリースされました。日本語版もリリースされているのでアップデートした方も多いと思います。見た感じがあまり変わらないので、どこが変わったのか気づかない方もいるのではないでしょうか。
4.6のアップデートのポイントを見ていきたいと思います。
公式では以下の2つのページがあります
このの記事はざっくりの方を見ながら試したので、もっと詳しくしりたい場合には詳細に解説の方を参照するのがよいかと思います。
ユーザー向けの変更
ページを移動せずにプラグインやテーマの追加、削除
4.5まではアップデートはできていましたが、新規追加はいったんftpの設定ページに画面遷移していました。
今回は画面を移動せずに ポップアップでftpの画面が出てきて、バックグラウンドでインストール処理
します。下記のような感じです。
ネイティブフォント
管理画面の表示にインストール済みのフォントを利用します。日本のユーザーには残念ながらあまり恩恵がないかもしれません。
インラインリンクチェッカー
ビジュアルエディタでリンク切れをチェックしてくれる機能です。なかなか便利そうです。
ちなみにこちらのテスト環境で実在しないURLをいれてみたのですが、残念ながらエラーを出してくれませんでした。
コンテンツリカバリー
自動保存はサーバー側に自動保存のリビジョンを作っているのですが、ローカル(ブラウザ)側でも作るようです。
この機能を発動させるには自動保存の前に別ページに移動すると、下記のようなボタンが現れます。
ブラウザ自体を落としてしまうとだめそうです。
開発者向けの変更
リソースヒント
ネットにあるリソースがあるサイトのdnsをあらかじめ解決する時の指定です。
ページの表示を少しでも早くしたい場合に利用を検討してもよいかもしれません。
DNSプリフェッチについては下記がわかりやすいです。
「DNSプリフェッチでウェブページの読み込み速度をスピードアップ ]
ロバストリクエスト
外部へのhttpでのアクセスする時のwordpress用関数を新たにRequests ライブラリを用意したという事です。私は外部サイトにアクセスする時は phpの関数curlを利用しているのですが、WordPress内で利用する時には検討してもよいですね。
その他
- WP_Term_Query と WP_Post_Type
今のところ英語サイトにもあまり解説がないのですが、便利そうなら使ってみて解説してみたいと思います。 - メタ登録 API
- オンデマンド翻訳
- JavaScript ライブラリの更新
- バリデーションと通知を設定するためのカスタマイザー API
カスタマイザーなのでテーマ開発者向けですね。 - これまでよりもずっと速いマルチサイト
まとめ
バージョンアップは一見わからないような地味な部分がおおいですが、4.5.3からのdiffをとってみると700ファイルほど変わっていました。今の使いやすいインターフェースがあるのも、このような地味な改良の積み重ねを続けてきた結果なのでしょう。